秋田市内の魅力
秋田県の県庁所在地である秋田市は、県の中央部、日本海沿岸に位置しています。人口は32万人弱で、鉄道は秋田新幹線や奥羽線、男鹿線、羽越線、高速道路は秋田自動車道が通っており、空港もあってアクセスがよく、県の産業・経済の中心です。
秋田市は久保田藩の城下町として栄えました。歴代藩主により文教政策が積極的にすすめられ、藩校「明徳館」が開かれました。今もその名は市立図書館や県立高等学校に残っています。久保田城の城跡は千秋公園として整備され、市民の憩いの場となっています。
秋田市は北前船(きたまえぶね)の寄港地としても発展しました。北部にある土崎港(つちざきみなと)がそれです。航海の安全を祈願し建造された土崎神明社では、毎年7月曳山(ひきやま)行事が行なわれています。何台もの山車(だし)が巡航します。このお祭りは別名カスベの祭りといいます。カスベとはエイのことですが、お祭りの日に保存食としてつくられたカスベの干物を戻し、甘辛く煮付けたものを食べることからこのように呼ばれています。
秋田は美人の国といわれます。日本海側に面したこのエリアは、日照時間が少ないため紫外線の影響が少なく、そのため色の白い女性が多いと考えられています。秋田美人は顔がきれいなだけでなく、勉強ができて真面目、気立てがよいというイメージがあるようです。これは文部科学省が実施している全国学力テストで、秋田が常に上位であることも後押ししているようです。
歌にも唄われる秋田名物ハタハタは11月から12月にかけてやってくる回遊魚で県の魚にも指定されています。鍋のほか焼いたり味噌汁に入れたりして食べます。鍋に欠かせない魚の旨みたっぷりの魚醤がしょっつる(塩汁)です。ラーメンやパスタの隠し味に使うと旨いと、お土産にも人気です。お土産には、あきたこまちの粒感が楽しい「こまちアイス」や、白い生地が秋田美人を思わせる「あきたロール」なども人気です。米どころですので日本酒にも名品がたくさんあります。
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